事業承継 ~中小企業の事業承継とM&A 183~

こんにちは、畠です。
オーナー社長の息子や娘が事業を承継しないとなった場合の対処方法をお話していきます。

<MBOという事業承継>

ひとつの考え方として娘婿といった直系以外の親族や甥などに事業を継いでもらうという道があります。

この場合、彼らがオーナー社長の経営する会社で働いていて才覚を認められているか、あるいは稀なケースとして独自に事業を行うなどしていて経営のイロハが分かっているといったことが条件になるでしょう。

また、第三者である自社の社員の中から後継者候補を探し、その人に会社を継いでもらうという選択肢もあります。

このように、他社などの第三者ではなく、非同族を含めた自社に関係する人材の中から後継者を見出す事業承継の方法を「MBO」といいます。

MBOのメリットとしては、外部の人材が入ってこないことから、いままでの体制や会社の文化(しきたり)を維持しやすいということが挙げられます。

第三者に株式や事業を譲渡するM&Aでは、買い手となる会社が以降の経営を担っていくことになります。

そのため、いわゆる社風や日々の業務の流れ、販売ノルマといったあらゆる点で、買い手の会社が培ってきた文化が入り込んできます。

人は一般に慣れ親しんだ環境が変化することを嫌ったり戸惑ったりします。
現場の従業員はもちろん、売り手となるオーナー社長本人も、
「長年経営してきた会社やその従業員をきっちりと導いてくれるだろうか?」と
不安になるものなのです。

そのような新たな風や血が入ってくることで、買収された中小企業が活性化され、また買い手の会社のブランド力などが関わることで競争力のアップにつながる例は多いです。

しかし、そのことに思いが至らないばかりに、外部の人材や文化が入ってくることに抵抗を感じる人が多いのも事実です。

 

MBOが首尾よくいけば、前オーナー社長に代わり、みなが周知の新社長が就任するだけで、周囲の環境はほとんど変わらないでしょう。

一種のクローズドな環境でビジネスが上手く回っていたような会社では、MBOのメリットは十分にあるといえるでしょう。

 

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