事業承継 ~中小企業の事業承継とM&A 175~

こんにちは、畠です。今回は地方での後継者問題についてお話しします。

<地方で深刻な後継者問題>

当社がある加賀百万石の城下町として有名な金沢市は、2010年の国勢調査では人口46万人あまりにのぼる北陸地方の中核都市です。
兼六園や武家屋敷をはじめとする観光名所にも恵まれた風光明媚です。

現在、私が経営しているM&Aコンサルティングの会社や会計事務所がお膝元にあるため、地元の企業の相談に乗ったりマーケティングリサーチを行ったりすることも多々あります。
そのような経験からいえば、金沢の商店街では約9割の店で後継者が不在と言う状況です。

北陸新幹線の開業にともない、金沢をはじめ北陸3県(石川、富山、福井)では特にサービス業と建設業で後継者問題が深刻です。

以前、M&Aのセミナーを開催した際、小売業においては買収希望企業からの相談が8割を占めるのに対して、建設業では6割が譲渡希望企業からの相談でした。

その理由の多くは後継者が不在だということです。
また、業界の先行きを悲観しての判断という方も多いようです。

この数年は公共事業の持ち直しで若干、状況の改善があるようですが中長期的にはその傾向にあるようです。
石川県もかねてより、建設業を対象に事業転換や副業化を支援する取り組みを行ってきているのですが、そのようなサポートも追いつかない状況です。
全国の中小企業を見てきた経験からいえば、地方の方が中小企業の後継者問題は深刻といわざるをえません。

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