事業承継 ~中小企業の事業承継とM&A 151~

こんにちは、畠です。今回は、「差し迫る競売期日…事業と雇用の行方は?!(前編)」としてM&Aの事例をご紹介します。

<事業承継> 事業譲渡の決断

老舗運送業の中山運送(仮称)は美術品を専門に扱う運送会社です。社員は運転手というより、技術者と言っても過言ではないほどに美術品の扱いに定評がありました。

売上は毎年堅調に推移していましたが、親族が経営している会社の倒産に伴う保証債務の履行により、多額の負債を背負うこととなりました。
中山社長(仮名)は資金繰りに奔走し、会社を立て直す努力をしてきましたが、ついに会社の所有する事務所や倉庫が、競売に出されることになりました。

中山運送の倉庫は、単に物を保管する場所ではなく、美術品の審査会場としての機能も兼ね備えており、業務を行う上で、とても重要な役割を果たしていました。
もちろん、会社所有の不動産が無くなってしまえば、事業を停止せざるを得ません。そうなれば、今まで苦悩を共にしてきた従業員を解雇することになり、取引先にも迷惑をかけることになります。北陸において、美術品を専門に扱う運送会社は中山運送以外になく、地域文化の発展になくてはならない存在でした。

中山社長は、一体どうすれば取引先に迷惑をかけず、更に従業員の雇用を守ることができるのかと頭を悩ませていました。そこで弊社より、事業譲渡による事業承継を提案させて頂きました。

一方、今回の譲受企業となった近藤物流(仮称)の近藤社長(仮名)も異なる悩みを抱えていました。近藤物流は、飲料・飲食の運送業を営んでおりましたが、景気の低迷や、同業他社との価格競争から、売上は堅調に推移しているものの利益が上がりにくく、漠然とした危機感を持っていました。

近藤社長は、運送業の中でも、付加価値の高いサービスはできないものかと頭を悩ませていました。そこで弊社より、中山運送の事業譲渡による譲受を、ご提案させて頂きました。 この続きは次回でお話します。

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【用語解説】事業譲渡
 必要な財産を抜き取り譲渡する事
○メリット
・簿外負債の承継なし
・節税効果
・手続きが簡略
○デメリット
・手続きが煩雑
・許認可や特許の引継ぎができない可能性が高い
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(案件情報)http://www.starship-hd.co./masearch/index.html

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